01.
~形に残らなくても、記憶に残したい想い~
「認知症だから〇〇をする」といった固定概念にとらわれていると、利用者様の希望を叶えることはできません。利用者様お一人おひとりの想いに寄り添った支援をすること。これが本物のサービスだと考えています。それを実践しつづけることは、あくなき挑戦といっても過言ではありません。認知症による記憶障害がある利用者様に代わり、記憶をたどることもめずらしくありません。例えば、「塩釜にある中華料理店の肉増し醤油ラーメン」や「40年間通った近所の美容室」などを探しあて、思い出の場所へとお連れしたこともあります。ご家族に聞いてもわからず、一筋縄ではいかないことばかりです。それを簡単にあきらめたり、手間と思ったりすることなく、当たり前のようにできる環境がエムズグループにはあります。スタッフの挑戦を認め、自ら考えて行動に移せる風土。たとえ形には残らなくても、利用者様の想いに寄り添って希望を叶えられることが、エムズグループで働くスタッフのモチベーションの源泉になっています。